口から とっさ に出てくる言葉はいつもツマラナイね
- 作者: アストリッド・リンドグレーン,桜井誠,大塚勇三
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
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1番読んでいたのは大学の時で、その次が小学校の時。
息子とともに絵本を読むようなって、児童書のコーナーに入るようになった。すると小学校の頃に読んだ児童文学をよく思い出す。
子どもの頃、キラキラした児童文学を読みながら、これらのお話に必ずでてくる、ツマラナイ大人にはなりたくない、と思っていた。
大人も子どもだったはずなのに、どうして子どもの気持ちを忘れてしまうのだろう。私は絶対忘れない、と。
先日、自転車に息子と乗っていた時、走行中にヘルメットを脱いだ息子。
得意げにヘルメットを掲げる息子に、私がとっさに言った言葉は、
危ないでしょ!止めなさい!
なんてツマラナイ言葉なんだろう。
ピッピならなんて言っただろう。
失望する息子の顔が見えた。
自分でとれたんだね。
これから、ママがとってあげなくても脱げるかもね。でも、走ってる時は危ないからお家についてからね。
そう言ってヘルメットをかぶせてみたけれど。なんだか自分にガッカリだ。
すっかりツマラナイ大人に仲間入りだ。とっさに出てくるのはいつもいつもツマラナイ言葉だ。
あの頃の物語を読み直して、思い出さなければ。ピッピたいになりたいって思ってい頃の気持ちを。