たまごいりの おかゆ
いい においは ここだ
うさぎさんの ごはん
とろとろ にえた
たまごいりの おかゆ
息子がまだ寝返りもできなかった頃、ずっと天井を見ているのは退屈らしく、かといっておもちゃで一人遊びもしなかった。
抱っこして!部屋を歩いて!ここは飽きた!次の部屋!みたいな感じでグズり出すのだけど、当時から月齢にしては重かったし、腰どころか首も完全には座ってないしでとにかく抱っこが大変だった。
そこで私は天井しか見れない息子に絵本を読んでみることにした。これがすごく反応が良かった。いわゆる赤ちゃん用の絵本はあまりお気に召さず、リズミカルな文章がある程度あって、適度にページがめくられる、1〜2歳児用の絵本が好きだった。
ストーリーは分からないだろうけど、私の声と、適度に変わる視界が良かったのかもしれない。
私は図書館で息子の好きそうな絵本を借りては読み聞かせをしていた。ちゃんとオチで笑ったりするし、声をあげたりもするので、ずーっと読み聞かせしてても苦じゃなかった。そもそも私は音読が好きなのだ。本当は絵本じゃなくて、ドリトル先生とか読み聞かせしたいくらいだ。
そして、息子の一番のお気に入りは『おさじさん』だ。読みすぎて丸暗記している。
寝付きが悪い時や、グズった時に音読すると機嫌がなおったりする。
この絵本の中に " たまごいりの おかゆ " が出てくる。この本を買った当時は、たまごいりのおかゆを食べる日はいつくるのかな、半年後くらいかな、と思っていた。
ずっとずっと先のような気がしていたのに、月日のたつのは早いなあ。
ズリバイやつかまり立ちなど、活発に自分で動けるようになって、絵本を延々読み聞かせて過ごすことはなくなったけれど、今でもお昼寝前や気が向いた時は絵本を読んでいる。最近では、読み終わると怒ったり自己主張するようになった。
もうちょっとしたら、絵本なんて見向きもしなくなるのだろうな。
- たまごいりの おかゆ
5倍がゆ…小さじ10
卵黄 ( ゆで ) …小さじ3
出汁…小さじ2
かつお節…少々 - バナナキウイ
バナナ…小さじ2
キウイ…小さじ2
『おさじさん』を音読しながら食べさせる。
完食。途中であきたから、おかゆにバナナまぜて食べさせたけど。
食べた量…約85g